月: 2020年10月
品種カタログ運用開始
クジャクソウ
秋を演出する糸菊
今回は、富山県で糸菊を生産している佐藤農園様をご紹介致します。

佐藤農園様では菊の生産を始めて48年になります。40種類以上を栽培しています。一番の手間は脇芽の”芽欠き”です。芽欠きとは50枚の葉があれば50本の脇芽がでます。それを1本1本丁寧に手作業で取り除くため、手間や時間が非常にかかります。芽欠き作業が遅れたり疎かにしたりするとフォーメーションが崩れ秀品率が落ちます。また、個性が強く、環境の変化にも弱いため、育成は困難を極め、毎日試行錯誤されながら生産されております。
選別、箱詰めは佐藤様本人が丁寧に行っており、糸菊の競合産地は少なく、他人にはマネ出来ない拘りやプライドを持ちながらご出荷頂いております。つぼみから開ききるまで変化を楽しめる糸菊です。是非、ご利用ご検討の程宜しくお願い致します。
モンタナ出荷シェア日本一!
今回は、HBチース”モンタナ”の出荷シェア№1を誇る和泉和一様を紹介致します。
千葉県は房総半島にある館山市で生産に励んでおります。南房総の温暖な気候で、海にも近く砂地の圃場が多いのが特徴です。その他の花ではひまわりやストックの栽培が盛んな地域です。

和泉様がHBチースの生産を始めたのは今から25年前。それから5年後に”モンタナ”と出会い、今ではモンタナの出荷シェア日本NO.1!となりました。
モンタナはブルー、紫系の枝分かれしたHBチースで、等級により使い分けが出来るのが大きな特徴です。他のシネンシス系と違い、お買い得感もあり、十分楽しんだ後にはドライフラワーとしても楽しめます。
昨年の台風の影響を受けて本年は出荷量は減少していますが、下を向くことなく今期は作付け数量を増やして増産体制を整えています。
10月から11月にかけて数量が増加します。
12月から2月頃まで減少となりますが、3月から5月に向けてまた増えてきます。
カジュアルブーケ、アレンジ、ドライフラワーなど幅広い用途での使用が可能ですので、和泉様が一本一本真心を込めて生産した”モンタナ”を宜しくお願いします。



ベルベットリーフ


須藤商会様から、日本国内にはあまり見かけない珍しい形状、色合いの葉物をご出荷頂いております。
その中でも今回は、タイ原産の現地でもあまり多く栽培されていないベルベットリーフをご紹介いたします。
特徴は、ブロンズ色の深い光沢と上品で肌ざわりの良い葉物で、まさにベルベットの質感をもっています。
希少品で、現地タイではフォトフレームに入れてインテリアやお守りとして飾られているようです。
上記写真のような使い方や、ハロウィン、クリスマスのアレンジメント、オーナメント等に如何でしょうか?
月・水・金に、30×2ケースをご出荷頂いております。
ご利用の程、よろしくお願いいたします。
プリンセチア始まりました!
ヒバ杉類準備万端
松・千両では日本全国に知れ渡っている地域ですが、実はピーマンでも生産量日本一を誇る茨城県神栖市(旧波崎町)から、クリスマスに最適のヒバ杉類を今回はご案内させて頂きます。
お花屋さんにご好評を頂き、年々生産量を増やして頂いてまいりました。本年も7月の長雨・低日照や、8月の高温旱魃など気象面でご苦労の多い年となりましたが、私たちが仲良く元気に栽培管理を進め、10月現在順調な生育を見せております!と宮内薔薇園の皆様が温かく迎えて頂きました。
茨城県神栖市は銚子湾に近く、塩害(海から吹く風が海水を運び農作物に掛かる事によって、葉っぱが赤く焼けたり、枯れてしまう現象)から農作物を守る栽培管理が一手間掛かってしまう地域。ご出荷前最終の商品チェックとして選花選別には細心の注意を払って作業をされていると仰っておりました。
今月から主力のブルーバードやブルーアイスが切れ始まります。クリスマスのリースにピッタリの商品ですので、ご家庭でもご家族でリース作りを楽しんで頂けたらと宮内さんご家族もニコニコ仰っておりました。
生産されている圃場(作物を育てる畑を指す言葉)の様子です。こんな感じで作っているのですね。ブルーアイスは30cm~40cm主体の出荷が中心となり、50cm以上は非常に少なめとなる見込み。ブルーバードは非常に伸びづらい品種ですが、要望に応えるため30cm~70cmまでの出荷が可能で、生産量も順調に増えてまいりました。
クリスマスに向けてご利用頂けたら幸いですと仰っておりました。ご期待願います♪